京都民科歴史部会では、会誌『新しい歴史学のために』第293号(2019年1月刊行予定)に「さらに新しい歴史学をめざして」という特集を組みました。この特集では、ここ数年、注目すべき独創的な研究を進めている研究者に、専門とする分野の研究史的課題について整理してもらい、あわせて今後の展望も示していただきました。それぞれ大変意欲的な論文となっております。ぜひともご覧ください。
また、あわせてこの特集の合評会を開催することも決まりました。開催要項は下記の通りです。事前の申込みは不要です。皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2019年1月20日(日)14:00~18:00頃
会場:キャンパスプラザ京都6階第1講義室 *アクセスはこちら。
プログラム:1報告につき報告20分、討論15分 司会は田中聡氏 ポスターはこちらからダウンロードできます。
▼浅野咲論文「律令国家史研究の課題と展望-王権と氏族の関係を中心として-」
評者:中村聡氏(立命館大学)
▼星優也論文「中世神話と歴史学-桜井好朗の神話研究をめぐって」
評者:渡勇輝氏(佛教大学)
▼平野明香里論文「日本近代史学史と〈信仰〉-平泉澄を中心に」
評者:同上
▼木下光生論文「村・小農・農業の長期史-〈先進-後進〉史観からの脱却」
評者:伊故海貴則氏(立命館大学)
▼富山仁貴論文「いま、戦後における地域社会運動の歴史を研究するということ」
評者:鎌倉祥太郎氏(大阪大学)
▼高田雅士論文「国民的歴史学運動を問うことの可能性」
評者:同上
共催:大学寺子屋